情報システムのリッチクライアントとは

July 17, 2016

クライアントサーバー型システムは、クライアント側にクライアントシステムを導入してサーバーシステムと通信を行いながら処理を行うシステムです。高い表現力や操作性を実現でき、クライアント側のリソースを有効活用できたり入力チェックなどの処理を行えるという特徴を持っています。その他にも操作性が良いとか表現力に富む、あるいはオフラインにおいても1部の機能を使うことができるというメリットも持っていますが、初期導入の際にはPCにクライアントシステムをインストールしなければならないものではあります。

Webアプリケーションシステムというクライアント技術もあります。これはHTMLとWebブラウザを利用したシステムでServletとかJSPの技術がこれに該当します。クライアントサーバーシステムはクライアント側システムの配布の手間などが無くなって準備も簡単であり初期導入や保守にかかる手間が大幅に改善されました。Webアプリケーションシステムは配布に手間がかからず初期導入が容易であるとか、クライアントアプリケーションの変更が容易に行えるといったメリットを持っています。

これまでのクライアントサーバー型システムにしても、Webアプリケーションシステムにしてもそれぞれに得意分野や苦手な分野もありました。リッチクライアントとは企業情報システムのクライアント環境のうちのアプリケーションの実行環境のみを搭載したもので、ファットクライアントとWebクライアントの中間的な性質を持つものです。これにはブラウザベースのリッチクライアントとスタンドアロンのリッチクライアントとがあります。

Webブラウザベースのものはプラグインをインストールすることで実行が可能です。これによって実行環境を整える必要がなく、アップグレードもプラグインにするだけなのでOSには関係しません。スタンドアロンのリッチクライアントの場合はクライアントにインストールされた独自の実行環境上で動作するものです。リッチクライアントでは開発言語もWebブラウザベース、あるいはスタンドアロンなどのタイプによってそれぞれに適した言語が使用されますが、クライアントの実行環境は無償となっています。